川棚温泉は、下関市の中心部から車で40分のところ位置し、8軒の宿が建ち並ぶ小さな温泉場です。ラジウム含有量は豊富で、近くの一の俣温泉、きくがわ温泉と並び泉質の良さでも定評があります。
その川棚温泉の歴史は古く、長府藩の藩主・毛利氏が訪れたことを機に歴代の毛利家に愛されてきました。そのため、屋根に瓦を使うことを許され、それが瓦そばの発祥の由来にもなっていると言われています。また、戦前には漂泊の俳人・種田山頭火もこの地に滞在し、おだやかで素朴な風土のこの地に魅了され、数多くの句を詠んでいます。近年は、隈研吾氏の設計による「川棚の杜(交流センター)」も建築され、次の時代を見据えた川棚温泉のプランも進行中です。
東を穏やかな山に囲まれ、西に日本海の響灘を望み、こんこんと湧き出る川棚の湯は、今も変わらず多くの人に愛され、静かな温泉地として、また、ふぐに代表される下関の新鮮な魚に舌鼓しながら、ゆっくりと滞在できる場所です。
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宿泊の料金はすべて1泊2食の金額です。